うつりゆく心を書き留める。

こどものこと、わたしのこと、家族のこと。

素でいられる時間が作れているか気になった話。

まだ市民プールが開いている時のお話です。スポーツジムのベビースイミング体験に行ってみたら結構楽しくて、実に中学生ぶりにプールに入ったのだけれど今ってどれくらい泳げるんだろうって気になり一人で市民プールに行ってみました。

道中でコンビニに入ろうとしている目が見えない人を見かけたので、困っていそうだなと思い声をかけました。扉を触って入り口を探していたから、

「中に入りますか?よかったら腕につかまってください」と。

そしたら手を握ってお願いしますと言われたので、そこからまずはレジへ誘導。何かのお支払いをされた。1万円を渡してお釣りは私が受け取り、その男性へ手渡し。お買い物も付き合って、大きな交差点を渡ってタクシーを止めて行き先を伝えてさようなら。

その間、少しお話をしたのだけれど、1年前にご両親が亡くなったこと、今はヘルパーさんが自宅へ来て手伝ってくれることを話してくれました。身内はおらず、家に他人をあげて身辺のお手伝いをしてもらわないといけない状況。ヘルパーさんで専門の方とはいえ、他人である。ヘルパーさんだって異動とかで担当が変わるかもしれない。そしたらまた一から信頼関係を築くのかな。

例えば私はお手伝いしている間にお金を抜くことだってできてしまうわけで、一期一会の出会いでその人をまずは信用するっていうのは時にものすごくエネルギーのいることなのかもしれないな、とも思った。

その男性は、心の底から安心して過ごせる時間、場所はあるのだろうか、と考えてしまった。人って皆、大なり小なり表と裏、オンとオフ、よそ行き顔と素顔があると思うのだけれど、その男性は心の底からくつろげる瞬間はあるだろうか。100%人を信じて委ねることはできるのだろうか。

その男性のことだけじゃなくとも、例えば義両親と同居でくつろげないとか、実は家庭でDVを受けて苦しんでいるとかそんな深刻な状況でなくとも、帰る場所がイコール穏やかでいれる場所ではない人ってもしかしたら結構いるかもしれないなぁ、辛いだろうなぁ。帰る家は安らげる場所じゃないとしんどいよなぁと。

そしたら我が家はどうだろう。我が夫はどうだろうか。ガミガミ言ってないかな、と振り返る。ものすごい他人事で勝手に心配していたけれども我が事であるかもしれない、とちょっと反省した。

夫が仕事の愚痴を言ったらしっかり受け止めて「お疲れ様、大変だったねぇ」と優しい口調でねぎらおうと思います。

 

ちなみに、プールは5メートルしか泳げなかった。壁を蹴ってスタートした瞬間吐きそうになった。水圧に負けたらしい。こんなはずでは。

 

 

 

子育て中はママファーストでなければならない理由

要約

・子育て中はどうしても赤ちゃんが中心になってしまうけれど、お母さんの気持ちを優先してあげるべき。赤ちゃんはお母さんの姿や表情を見て育つから、お母さんが辛くなって険しい顔するより多少わがままになってでも毎日ニコニコ穏やかに生きている姿を見せるほうがいい。

・6ヶ月になったのに寝返りしない→寝返りしないのとできないのとでは違う。する必要がないと思っているんじゃないかな。赤ちゃんは欲しいものに近づきたい、手にしたいという欲求が先にあって動こうとする。赤ちゃんが動こうとする前に与えちゃってない?

・9ヶ月になったのにハイハイしない→ツルツルした床だとずりばいで十分移動できちゃう。だからわざわざハイハイしない子もいる。毛布の上とかに乗せたらハイハイするかもね。発達上は全く問題なしです。

・ご飯を食べてくれない→どれくらい食べたか?って量を気にするけれど気にしなくていい。体重が減っていなければ◎です。9ヶ月くらいになると運動量も増えるからそもそも体重が増えていくっていうのも難しい。減っていなければそれでいい。ご飯どれくらい食べたなんて全く気にしなくていいよ。赤ちゃんは食べる=遊ぶだから、いちいち気にしていたらもたないよ。

 

 

初めての子育ては、教科書通りにいかないことが正常の範囲なのか問題なのかわからないことばかりでものすごく不安になる。

母子手帳に書いてある0歳児赤ちゃんの発達グラフを見ながら6ヶ月になるのにまだ寝返りしない、9ヶ月になったのにハイハイしない、ご飯を食べない…なんでなんで?と不安になる。私が悪いのか、この子に先天的な問題があるのか?関わり方が悪いのか?家が悪いのか?不安は尽きない。ふつふつ不安や心配が湧いてモヤモヤして身動きがとれない。ネット検索してさらにがんじがらめになる。

そんな中、人に相談することで今までの悩みってなんだったんだろう、ていうくらい一瞬で霧が晴れるように悩みが吹き飛ぶことがあって。そんな経験をしました。支援センターで赤ちゃんの発達を専門にしている先生に相談した時のことです。

こんなことで悩んでますって話をすると「あ〜それはね!」ってフランクにパンパン返してくれる。見た感じふっくらしてるしニコニコしてるし満たされてる感じしますよって言われてもう全部解決。

 

悩んだ時にどう対処するか?解決?解消?その方法を持っておくことって大切だなって改めて思った。人ってこれまでの経験則でしから行動できないから、なおさら。

あー子育てたのしいなーって今は思います。またもっと深刻な悩みにぶちたるんだろうけれど、その時はまた一つ一つ解決していこうと思う。

 

雲仙東園が最高だった話(後編)

お部屋に入ってびっくり。玄関広すぎ。なんたって客室面積(トイレ等も含む)80畳(132.5㎡)の広々としたお部屋でベットルームも併設。おしどりの池を望む【特別室】和室12.5畳+和室6畳+洋室(応接室)12畳+ツインベットルーム12畳+半露天風呂+有田焼の洗面2台+シャワートイレ+男性専用トイレ付、ですからね。我が家より断然広かった。私ここで家族と暮らせる。

 

ここでも大きな窓からおしどりの池の綺麗な景色が広がり、山桜が季節を感じさせてくれた。檜風呂はとてもいい匂い。嬉しくて楽しくて幸せ。

 

赤ちゃんプランにしたため、赤ちゃん用のお布団やおしりふき、クッション、哺乳瓶洗浄キット、オムツ用蓋つきゴミ箱、ベビーソープ等々がお部屋に備え付けられていた。雲仙のお水が入ったペットボトルも3人分。るるちゃんも1人にカウントしてもらえていて嬉しい。それでいて赤ちゃんの施設利用料(通常2200円)はサービスしてくれていて、とてもありがたい。そういえば入湯税もかからなかったな。

 

お部屋探検を終えたらベビーのご機嫌がいいうちに雲仙の地獄と街散策へ。マイクロバスを出し地獄の前まで連れて行ってくれました。

 

地獄を見てきゃっきゃと喜ぶベビー。優しい地獄で良かったね。地獄の横の駐車場からも温泉が湧き出ていてびっくり。湯量が増えている気がする。個人的には雲仙温泉って泉質も湯量も文句なしでもっと注目されてもいいと思うんですよね。長崎の端の方で他の観光地のついでに行くのが難しいから他県のお客さんは選びにくいのかな、本当に残念。こんなにいい温泉なんだから日本中の人に来てもらいたい。これから星野リゾートもできるし、もっと注目されてたくさんの人に来てもらいたいな。

 

定番の 湯せんぺいをお土産に購入して東園へ戻る。湯せんぺいはお土産屋さんが並んでいるところのではなく、愉快リゾートの向かいにあるお店で買うのが我が家の定番。お土産用と自宅用に割れを購入したらおまけに1枚焼きたてをくれました。あつあつさくっとしていてとても美味しい。じんわり甘みが広がって優しい味です。何枚でも食べれちゃう。

 

18時からの夕食までに、私たちの入浴(大浴場)、るるちゃんの入浴(部屋風呂)、るるちゃんのご飯を済ませることに。子供が生まれてからは毎日、平日でも土日でも逆算でスケジュールを考えてこなすようになった。何も考えずにぼーっとすることってなくなったな。のんびりするために計画的に動く。これが板についてきた。実はすごいスキルが身についているのでは…?と期待したい。

 

東園の温泉の特徴は「優しい湯あたりでじんわりあたためてくれる」だと思います。鉄を含む成分がたくさん入っていて肉眼で茶色っぽいものが漂っているのが見えるほどです。THE温泉っていう感じの見た目、香りなのに、とても肌触りが優しい。温度も内湯が42℃、38〜40℃、さらに低い温度の3種類、そして露天風呂は源泉掛け流しで変動あり(熱すぎない)と優しい設定。それなにの5分も浸かればじーんわり体の中から温まって心地よい。私はこちらの温泉をとても気に入りました。

 

露天風呂からはおしどりの池を眺めることができて心が晴れていくのを感じる。毎日の疲れとか夫に対するイライラとか、そんなものがスーッと消えていった。温泉でないと、旅行でないと得られないものってあると思うんです。温泉に浸かるとそんな感覚がして目頭が熱くなって涙が出そうになった。今までよく頑張ったなぁ私、お疲れ私。

 

部屋風呂でるるちゃん初めての温泉にチャレンジ。蛇口をひねると勢いよく温泉が出ました。熱めで冷ます時間がなかったので少し水を足して入浴。檜の香りと温泉の香りが混ざってお鼻を喜ばせてくれます。はぁいい匂い。最高。

温泉だからご機嫌だったということはないけれど、親として子供と一緒に温泉に浸かれたという思い出がとても貴重で、良かった。部屋風呂からもおしどりの池が見えてそこまで大きなお風呂ではなかったけれどとても開放感がありました。心配していた湯負けも全くせず無事に初めての温泉終了。普通のお風呂と違って体を温める効果が高いと思うので、入浴時間が長くなりすぎないようには気をつけました。

後から大浴場で一緒になった別のお客さんがおっしゃるには、東園の温泉は雲仙温泉の中でもマイルドで湯負けしにくいから赤ちゃん連れの方に人気なんだとか。

 

そして楽しみにしていたお料理がまた、素晴らしかった。本当に本当に、美味しかった。家事としての料理しかしていないから詳しい知識なんて全くわからないけれど、手間をかけて作られているんだろうなということがすぐにわかる品々だったし、なによりお野菜が美味しかった。お刺身についているつまや、サーモンのムニエルに敷いてあるほうれん草なんかがこれまで食べた中で、人生の中でダントツに美味しくて感動した。細部にまで心遣いを感じてとても豊かな気持ちになれました。デザートのオリジナルかんざらしパンナコッタ入りも最高だった。全部おかわりしたかった。

はぁ…美味しかったな、また食べたいな…

 

ベビーは備え付けのクッションに座ったり、おもちゃで遊んだりして過ごした。私たちがお食事を堪能している間いつもは構ってー!って感じなのにほぼ一人で遊んでくれていてゆっくり食事を楽しむことができました。ありがとう娘よ。

 

夜寝るときはさすがにすぐ寝てくれなくて、ベビーなりに環境が変わって敏感になっているのかなと思いました。初めて自宅が恋しいと思った。毎日を過ごす馴染みのあるお布団が。旅先で自宅を恋しく思うことなんて今まであっただろうか。ぎゃんぎゃん泣いたので心配したけれど一度寝てくれたらいつもどおり。数時間おきに授乳して朝を迎えました。せっかく洋室があったけれど使わず和室で川の字で寝ました。夫は相変わらずどんなに泣いても全く起きず…毎日ぐっすり朝まで寝れていいね、羨まし。

 

朝からはベビーと一緒に大浴場へ!朝なら空いているだろうと朝ご飯後の時間を狙っていざ出発。しっかり柵のついたベビーベッドが置いてあります。ベビーベッドにるるちゃんを寝かせ、すぐ向かいのロッカーで脱衣。その後るるちゃんのお洋服を脱がせて浴場へ。ちょうど一緒になったご家族もご近所さんでした。駐車場も長崎ナンバーしかいなかったけれど県内の旅行客が多いんだな。こちらとしてはなんとなく安心感もあり。

せっかくなので一緒に露天風呂に入りました。流し場にはベビー用ソープとベビーマットも完備。赤ちゃんも歓迎されている感じがしてとても嬉しい。るるちゃんもニコニコ。お外を一緒に眺めた後、10まで数えたあとあがりました。露天風呂も熱すぎずぬるすぎず絶妙な温度。赤ちゃんも安心して入れます。多分じっくり温まりたい大人は半身浴と組み合わせて30分は入れると思う。

上がったらすぐにるるちゃんにボディスーツを着せて私も着衣。そういえばあがるとき温泉成分をシャワーで流さなかったけれど湯負けしたりしなかったな。夫がいつもより肌がしっとりしている!と言っていたけれどどうだろう。もしかしたら気のせいかもしれないけれど言えるのは悪いことは一つもありませんでした。

 

じんわり温まってさっぱりすっきり。朝霧に包まれた幻想的なおしどりの池も堪能できて目にも贅沢な体験でした。初めての温泉、大成功で良かったな。

 

11時ギリギリにチェックアウトして、正面玄関で家族3人の写真を撮ってもらってさようなら。また来よう。とってもいい思い出になりました。

 

帰りはボンパティ小浜店、タネトと&コーヒーに寄り道して帰宅。小浜店では訳ありクルスが安くで手に入るので身内へのお土産にもぴったり。地元だとなかなかクルスを食べる機会がないし、普通に買ったらちょっとお高めだからね。喜ばれます。

www.e-cruz.net

タネトではエディブルフラワーを購入。とても綺麗で。ついつい買ってしまいました。サラダにして美味しくいただきましたよ♪

www.organic-base.com

 

&コーヒーではいちごスムージー、カフェラテ、チョコケーキ、レモンタルトを購入。いちごスムージーは舌触りがふんわり甘く、レモンタルトは濃厚な甘さとレモンのさわやかな酸味が効いていて、カフェラテは苦味が抑えられてて優しく甘く、チョコケーキはしっかりチョコレートの濃厚な味わいがすごく美味しかったな。

 

ものすごくたのしい1泊2日だった。とてもいい思い出になったし、この楽しかった思い出をこれからも何度も思い出してにっこりするんだろうなと思う。何度も思い出してにっこりする。旅ってとても大切な人生の一部。今度はどこに行こうか。るるちゃん、あなたに思い出してにっこりできるような思い出をたくさん作ってあげたい。これからの人生悲しいことも辛いことも苦しいことも、乗り越えなければならない壁も、迷いも痛みも、あると思うけれど、「あぁあの時は楽しかったな」という思い出と、「また楽しいことがありそうだな」という予感があればきっと大丈夫だから。またどこかに行こうね。たくさん遊ぼうね。

雲仙東園が最高だった話(前編)

出産後初めて1泊旅行に出かけました。もともと温泉も旅行も大好きで夫婦でしょっちゅう1泊で旅行していたのに、1年以上も空いてしまいました。

娘は初めての旅行、初めてのお泊まりです。

 

GWで県をまたぐ人の往来が増えたらコロナ増える可能性あるよね、行くなら今のうちだよね、と思い切って予約。近場の旅館に宿泊する機会はなかなか無かったので新鮮です。でも赤ちゃんもいるし飛行機や新幹線よりも自家用車で短時間の方がハードルが低くてかえって良かったかな。

 

宿選定の条件は・・・

長崎県

・部屋食・部屋風呂があるところ

・赤ちゃんも一緒に温泉に入れること

・和室

 

半水盧と東園で迷ったけれど、半水盧は部屋風呂に「沸かし湯」と書いてあったので

部屋風呂にも自家源泉をひくと明記されていた東園に決めました。

www.azumaen.com

 

結果、素晴らしい旅行になりました。施設もおもてなしも温泉も料理も全て二重丸!

 

私たちが宿泊したお部屋は「若草」で赤ちゃん温泉デビュープランにしました♪

reserve.489ban.net

 

 車に乗って出発。るるちゃん出発後30分でおやすみ。最近やっとチャイルドシートでギャン泣きの頻度も下がって静かに乗ってくれるようになりました。寝るときもちょっとぐずるけどすんって寝てくれる。

 

11時小浜に到着!まずはくま屋弁当でお昼ご飯を調達♪

https://www.instagram.com/kumaya0222/?hl=ja

とにかくおっきな唐揚げが有名なこちらのお店。お弁当屋さんだけれど駐車場もたくさんあって、まだ11時なのに2、3人待ち。人気の高さが伺い知れます。夫はベビーが寝てたのでそのまま車で待機。私が買いにいきました。夫は唐揚げ弁当、私はハンバーグ弁当を購入。受け取るとき2つしか入ってないのにビニール袋がめっちゃ重くてびっくり。早く食べたい!

 

小浜の日本一長い足湯ほっとふっとに着いた時めざめるるるちゃん。お目覚めと同時にぷりっ。外に出るとふわぁっと硫黄の香り。きたきたー!小浜に来たぞー!温泉だぞー!と嬉しくなっちゃう。

オムツ交換をしている間に夫が先にお昼ご飯をもぐもぐ。そういえば子供が生まれてから二人そろってゆっくりお昼ご飯を食べることって…なくなったな。交代でお弁当を食べつつるるちゃんを抱っこして周辺をぐるぐる。二人で食べたならちょっと唐揚げもらったのに、残念。お弁当すごく美味しかったな。くま屋のくまちゃんも可愛い。けっこうボリュームあったはずなのにぺろっと食べられてしまう今の自分の食欲が恐ろしい。

 

その後はすぐ横のオレンジジェラートでデザートタイム!

orangebay.jp

甘夏ジュースの上にアップルシャーベットをトッピングしていただきました。なんと甘夏ジュース、甘夏を絞った生ジュースだ。濃厚すぎてびっくり。とっても贅沢。アップルともぴったりでとても美味しかった。

 

天気もよくて真っ青な青空の元お弁当を食べたり、フロート食べたり。最高だな。こんないい思いしていいのかしら、なんて。今までのアタリマエがアタリマエじゃなくなっていていちいち幸せを噛みしめる。

 

 

ベビーのご機嫌もいつまで持つかわからないし、とにかく早く宿について安心したい私たちは14時に東園に到着してしまいました。チェックインは15時からだったのでどうしようか、とりあえずロビーで待たせてもらおう、と話して入ると、スタッフさんが快く迎えてくださり、赤ちゃんもいて大変でしょうからお部屋に入っていいですよとのこと。ありがたい。ロビーでお抹茶とお菓子をいただきながらチェックインの手続き。

 

ロビーに入った瞬間に大きな窓越しに美しいお庭、おしどりの池が見えてもう何年も昔に来たことを思い出して気持ちがたかぶった。私旅行に来れたんだ、嬉しいなぁ自分へのご褒美だなぁ楽しみだなぁって。

 

 

つづく

 

余裕を持つことって必要不可欠

昨日久しぶりに夫とゆっくり話した。

いつも事務的な会話といわゆる世間話(今日お昼に食べた唐揚げ定食の唐揚げ味しなかったわぁとかそんなしょうもないやつ)しかしていなくて。

 

夫は質問に対して的確に答えてくれることはなく、何回かやりとりしてようやく本音を言ってくれるようなタイプ。回り道タイプなんだ。世間話や雑談は延々と続けられるけど、振り返ってみたら価値観や思考については全くわからなかったってやつ。漠然とした不安や心配を言語化する習慣がないのか、はたまた言いたくないタイプなのか、多分どちらもなんだけれど。それに気づいて馴染むまで結構大変だった気がする。

なんで言ってくれないの?コミュニケーションをとるのが面倒臭いなぁ、と自分の物差しで決めつけてはいけないのだ。私には私のコミュニケーション方法があるように、相手には相手のそれがある。受け入れた上で接し方も心持ちも変えていかないとと考えられるようになった。

 

 

表向きよく喋るし元気そうなんだけど、最近はどことなく覇気がなくきつそうにしている夫。

よくよく聞いてみると、職場で飲み会に行かないのが自分しかおらず疎外感がある、仕事の進め方が無意識に独りよがりになってしまっているようで扱いにくい奴になっているようだ、私の実家に頼りすぎていて申し訳ない、等々の悩みがあるらしい。

 

このご時世に会社で飲み会に行くのがおかしいやろ意味わからんは?え??どういう思考??は??普通の会社はオフィシャルな会食は禁止、プライベートでも行かない雰囲気でしょ、なんでなんで??え?と頭に?????が大量に湧き出たのをそのまま口には出さずに①それは辛い立場だね、②断れるあなたはすごい、③でもじゃぁ行ってきなよとは言えないよ、ということを伝えた。

 

まず受け止める。相手の気持ちを言葉に出して反復する。共感ポイントを伝える。その上で自分の気持ちを伝える。

親しき仲にも礼儀あり、夫に対してもそれを大切にしようと思う。毎日気持ちにも時間にも余裕をもっていきたいな。「余裕を持つ」が自分にも相手にもストレスを少なくする上で本当にキーポイントになるみたい。今年度は「余裕を持つ」をテーマにしていこう。

出会えて良かった本②離乳食・補完食

赤ちゃんのからだのこと、全然わからないし仮説立てして確かめるのも難しい。

自分も昔は赤ちゃんだったけれどそんなこと覚えているはずもなく、未知との遭遇のような感覚。

とりわけ「食べる」ってとても難しい。

お粥1つ取っても、形状をどうするか(噛む力、飲み込む力、消化能力)栄養評価(何の栄養がまかなえて何が足りないのか)等々わからないことが多すぎる。これさえあげればOK!なんて万能な食品があればいいけれどそんなものはない。

(大学生の時講義で玄米と納豆さえ食べていればだいたいOKって聞いた記憶があるんだけどホントかな)

 

離乳食の本ってレシピとかはたくさん載ってるけど、赤ちゃんが健やかに育つために①理想の状態はこうだけど、②現実こういうところに過不足が発生しがちで、③それを解消する為にはこうしてみて、みたいなことが分かりやすく書いてる本をなかなか見つけられなかった。

インスタ映えみたいなキラキラ離乳食は求めていなくて、とにかく我が子が将来に渡って健康で丈夫な体を作る為に今の離乳食が影響する部分があるならそこは出来る限りやっておきたいと思っていて。

 

そんな中出会ったのがこの本。

赤ちゃんのための補完食入門

赤ちゃんのための補完食入門

 

例えば食べてくれない問題が生じた場合でも、優先順位をつけて先にこれだけは食べてもらおう、っていうことが自分で考えられるようになった。

ものすごく分かりやすくて、さぁやってみよう!ってすぐ思える。難しいことは書いていなくて、とても親切な本。ご自身が実践されているからこそ無理強いはされず、読者に寄り添ってくれる優しい本。

 

日本のいわゆる離乳食は、離乳という言葉からイメージされるように、どうしても母乳、ミルクを卒業するための食と考えられがち。だから早く授乳やめなきゃ、とプレッシャーになってしまう。でも本来は成長とともに母乳やミルクでは足りなくなってくる栄養を補うということが目的。

その感覚、抜け落ちてた。食べることに慣れさせなきゃ、色々なものが食べられるようにしてあげなきゃってことしか考えてなかった。

 

 「補完する」ことを頭に入れておくと考え方がクリアになる。

例えばカロリーでいうと、母乳は69kcal/100mlに対して10倍粥はたった半分の36kcal/100ml。母乳より薄い10倍粥で腹を満たし続けても意味がないわけだ。10倍粥が食べられることを確認したら積極的に7倍、5倍にチャレンジしようと思える。

また、母乳に足りない栄養成分を意識してとること。特に鉄は必要量に対して母乳で補給できる割合が低いのに、欠乏症になると深刻な影響が出る可能性があるから要注意。

補完が前提だから母乳やミルクを意識して減らす必要もない。

そして驚いたのが、赤身魚を初期にあげてはいけない明確な理由はなくて、その子の様子を見て食べられるようならあげても問題ないということ。

どういう視点から考えるかでこんなにも違うのか、と面白い。

 

これからどうやってご飯タイムを進めるか、その道筋ができた。

娘と、家族と、楽しく進めていきたい。

 

出会えて良かった本①スキンケア

妊娠中から産後もずっとスマホが手放せず、よく吐くけど正常?呼吸数早すぎない?足冷たくない?泣き止まないどうしよう?鼻水詰まってるの取りたいけどどうしたらいいの?おっぱいが痛いけど放っておいたらやばいやつ?…?とここに書ききれない次々と出てくる疑問不安をずーっと調べていた。

一つのサイトで調べるだけでは間違いかもしれないから何箇所か調べて同じこと書いてあったら安心してこうしてみよう、を繰り返す。不安で不安でたまらない。

 

目の前の事象に対して、自分判断で大丈夫でしょうと考えられるようになったのは生後5ヶ月くらいからだろうか。自然とスマホで無闇に検索することもなくなった。

 

それは、本との出会いもあったし、自分自身が試行錯誤してやっとこのステージまでたどり着けたというのもある。

ここでは読んで安心した、活用できた、素晴らしいと思った本を記録したい。

 

●皮膚トラブル 

医学の知識が順序立てて具体的かつ分かりやすく表現されていて、安心してすぐに取り組めるものすごくありがたい1冊。手元に持っておきたい本。

 

娘はアトピーではないけれど生まれた直後から中毒疹、乳児湿疹がポツポツとできる体質で、アレルギー科皮膚科に行くも問診はなく(診察中に泣いちゃったからかな)さっとステロイドを処方されて終わり。なんとなく不安でこの本を手に取った。

発疹ができる仕組みからステロイドの効果、治療の進め方までしっかり書かれていて「ステロイドは怖くない」と思えた。無責任な夢治療なんかではなく、①薬剤治療の方針、②環境を整えること、③スキンケアの3本の柱で的確に治すことを目的としている。

 

 

今日はここまで!幼稚園保育園の選び方、母乳育児についてなども追って記録します。